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はじめての禅 –
禅 Zen の効果

坐禅体験の様子

近年注目をあびている禅。前回の記事では禅とは何かを歴史とともに解説しました。

ところで、マインドフルネスと瞑想の違いをご存じですか?マインドフルネスと瞑想は実は別物なんです。しかしマインドフルネスの起源は禅の瞑想にあります。アメリカのジョン・カバット博士が禅やヨガの瞑想に取り組んでその効果を実感し、それを医療の現場に導入しようと1979年に提唱したのがマインドフルネスです。

目次

  1. 禅とマインドフルネスの違い
  2. 世界に広がるZen
  3. おわりに

禅とマインドフルネスの違い

マインドフルネス(mindfulness)というのは、坐禅の一部である「瞑想」の部分を呼吸や脳、自律神経など身体的効果に科学的根拠を持たせた神経のコントロール方法であり、その先には禅の精神に行き着くこともありますが、別物であると捉えて良いでしょう。

マインドフルネスを行っている様子

マインドフルネスは「自分がどうしたいのか」を考えます。このマインドフルネス自体は素晴らしいものですが、目的や効果を期待せずにひたすら座り自分とただ向き合うだけの「禅」の考え方とは少し違うようです。

マインドフルネスは、坐禅を科学的に分解・分析して瞑想と呼吸により効果を得る手段です。普段常に頭を使って思考を巡らせている状態をリセットして、気分を落ち着かせ、リラックスさせる絶大な効果があるとされています。また、坐禅・瞑想により思考のゴミが取り除かれると、心にゆとりがうまれてインスピレーションを得たり生産性を上げたりする効果もあると、医学的にも有効性が示唆されています。欧米で注目され、感度の高い海外のセレブリティ達も実践しています。

世界に広がるZen

アメリカを中心とした海外でも、禅はZenとして多くの人に愛されています。Zenには、理屈や合理性を重んじる西洋の考え方と想像性を重んじる東洋の考え方の違いに加えて、宗教観も影響しているものと推測されます。
目的を持たない坐禅としての禅は東洋的、目的をもつマインドフルネスの要素を含むZenは西洋的とも言えるでしょう。また西洋ではすでに信仰する宗教をもつ方々が多くいるため、禅宗として禅に没頭することは難しく、科学を元にした治療的な位置付けのマインドフルネスとしてZenは捉えられているのではないでしょうか。

  まとめ ※諸説あります

マインドフルネス体験を楽しむ団体外国人の様子
  • 「禅」
    坐禅により私欲に捉われず真実を見極めて、心を調える
  • 「マインドフルネス」
    坐禅を科学的に分解・分析して瞑想と呼吸により身体的な効果を得る手段 
  • 「Zen」
    坐禅をマインドフルネスとして目的を持たせ禅を概念として捉えた思考 

こうして時代とともに変わってはいる禅ですが、およそ1500年前に達磨大使により開かれた禅が中国で発展し日本の風土で磨かれ、さらに全世界に広がっています。明治維新より日本から世界に渡ったZenもまだ発展段階であり、中国の禅が日本でかたちを変えながら発展したように、これから時間をかけて禅の神髄に迫っていくでしょう。

おわりに

人間誰しも、孤独や人には解らない苦悩や葛藤が必ずあります。

ゆっくりと自然に湧き出る自分の内面の感情と向き合い、自らの心を知る事でどんな状況の中でも、自在に心を操る術を身につけることができる「禅」。最後は自分を信じるしかない決断を日々行うビジネスパーソン達にも受け入れられる理由が納得出来たでしょう。

そして、情報やテクノロジー、科学の発達により手に入れられないモノはほとんどない時代において、求めれば求めるほどに浮き出るモノだけでは充足しきれない空虚感。禅はそんな時代に人間の心を改めて見つめ直し、生き方そのものを考える機会を与えてくれます。

お寺で坐禅体験を楽しむ人の様子

禅、Zen、マインドフルネスは少し違えども、行き着く先は心の充足ということは同じです。自分の心の迷いを少しでも取り除きたいと思った方は一度坐禅を試してみてはいかがでしょうか。リラックスした状態から、新たなインスピレーションが得られるかもしれません。

弊社のサービス WABUNKA EXPERIENCE では、京都のお寺からライブ配信でお届けする、オンラインでの座禅体験プログラムをご用意しております。

この機会にあなたも禅を始めてみませんか?