意外とよく知らない人も多い?神社とお寺の違い

神道と仏教は日本の二大宗教であり、日本全国にある多くの寺社仏閣にその代表的なものがあります。しかし、この2つの宗教はあまりにも共通点が多いため、その違いを見分けるのは難しく、日本社会でそれぞれが果たす役割の違いを理解するのは難しいかもしれません。

神社・仏閣とは?

神社は神道、寺は仏教と、基本的に神社と寺は異なる宗教のために設立された施設です。

神社は通常、霊的な意味があると考えられている場所に建てられています。神社にはカミと呼ばれる存在が祀られており、カミは自然の力、神、または神話上の生き物のように振る舞うことができ、人間は死後カミになることもあります。神社では、カミは通常、物体の中に祀られ、人工物では鏡、宝石、刀など、自然物では岩、木、山などがあります。

神社の入り口には、人間界と神界との境界を示す鳥居が立っています。ほとんどの神社は、その中に祀られている主神の名前にちなんで命名されています。

一方、寺院は仏教の礼拝や勉強のために設置されています。多くは僧侶や尼僧のための修道院でもあります。寺院は通常、特定の仏教の神や聖人を崇めますが、必ずしも「仏陀」とは限りません。神道の神社では、神様の入ったものは隠されていることが多いのですが、仏教寺院では神様の像や画像が表に出ていることが多いです。

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神道と仏教。日本の二つの宗教

神道とは?

神道は日本固有の民俗宗教です。その起源は先史時代の縄文時代(紀元前14,000年~300年)に遡ると考えられていますが、神道は文字や記録に頼ることがほとんどないため、正確な年代を特定することは困難です。また、神社も元々は仮の建物でした。
神道では、宇宙のあらゆるものを支配しているとされる力、存在であるカミを崇拝しています。カミは無限に存在すると言われています。人間には見えないし、必ずしも形があるわけではないので、神道ではカミを物体に祀り、人間がカミと対話できるようにするのです。

仏教とは?

仏教は、紀元前600年から400年にかけてインドとネパールで創始された主要な世界宗教です。仏陀とも呼ばれるシッダールタ・ゴータマの教えに従っています。仏教は5世紀に中国、朝鮮半島を経て日本に伝わりました。
仏教の教義や教えは、経典などに記録されています。現在では多くの流派や伝統がありますが、仏教哲学の核心は「存在の三印」で理解することができます。

  • 無常。この世に永遠に続くものはなく、すべては変化していく。
  • 虚無。この世の物や存在には、永遠不変の本質や魂は存在しない。
  • 涅槃(ねはん 無常と虚無を真に悟ったとき、静寂の境地に至る。




多くの伝統では、"苦しみ "も付け加えられます。多くのことは私たちの手に負えないことであり、私たちの欲望は決して真に満たされることはない。物事の本質を理解し、悟りを得る前に、人は必ず苦しむことになるのです。

次回は、寺社仏閣を訪れる際の具体的な特徴やポイントについて見ていきましょう。

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