日本の文化体験を、創業70年を超える歴史と伝統の「八芳園」で

優雅な空間で茶道体験を楽しむ

大手自動車メーカーのインセンティブツアーの最終日に「都内で伝統的な日本文化を体験したい」というご要望を受け、広大な日本庭園を有するレストラン・結婚式場である「八芳園」（東京都港区白金）にて、日本の文化体験を提供。フィリピンから来日した外国人のお客様が、茶道と書道を体験しました。

英語で本格的な茶道体験　大人数でも満足できる2体験同時進行

茶道と書道の両方を楽しんでいただくため、参加者を2つのグループに分け、前半は片方のグループが茶道、もう片方のグループが書道を行い、後半は交代してもう1つの体験を行いました。今回は茶道体験の様子を詳しくご紹介します。

まずは茶道の歴史や基礎知識についての講義。資料をプロジェクターに投影しながら、ゲストに伝わりやすいよう説明しました。茶道とフィリピンの関係も交え、ときに笑いを誘い、和やかなひとときとなりました。

次に、茶道具だけでなく、ー畳、掛け軸、お花など本格的な茶室を再現した舞台の上で、先生がお茶を点てる一連の流れを実演。お客様に心のこもった一杯のお茶を点てるために様々な気遣いがされていることを知り、ゲストの皆様は感心していたようです。

続いて、ゲストの中から選ばれた方が舞台に上がり、先生のお点前によるお茶をいただきました。他のゲストには、先生のお弟子さんたちがお茶とお菓子を配り、本格的な抹茶と季節の和菓子を味わいました。

日本と世界、文化交流の一助となれば

ゲストからは、「お茶は何杯も飲むのですか？」「茶道で使う水は特別な水ですか？」といった質問や、「フィリピンではお菓子とお茶を交互に食べるのが普通ですが、茶道ではお菓子とお茶とを別々にいただくのですね」と文化の違いについての感想もあり、有意義な文化交流になったようです。